こんにちは、テックです。
某知恵袋サイトでこんな書き込みを見つけました。
ゴミ箱にもない、削除してしまったExcelファイルを復元することは可能ですか。
→Excel本体の履歴から開こうとすると、「このファイルは削除された可能性があります」と言ったふうに警告が出ます。
補足
ちなみに職場での共有フォルダの中にあるファイルです。
基本的に削除したファイル(データ)はゴミ箱に行くのですが、そこから復元するときに誤ってさらに削除してしまうことが稀によくあります。
そんな時にどうすれば良いのかを考えてみたいと思います。
ゴミ箱からも削除したデータを取り戻したい
Windowsのゴミ箱は、削除したファイルを一時的に保存するフォルダです。ゴミ箱と言っているけどあくまでデータを格納するシステムフォルダです。
普通、ファイルを右クリックから削除するとゴミ箱に入ります。
ただ知恵袋の質問のケースは共有フォルダなので、(管理者の設定で)ゴミ箱を経由させず即削除する設定である可能性もあります。
他にもShiftキー+Deleteキーを押すと、ごみ箱を介さずにハードディスクから直接ファイルを削除することができたりします。
もちろん、先に触れたように普通にゴミ箱から誤ってデータを削除してしまった可能性も考えられます。
- ファイル → ゴミ箱 → 完全削除
- ファイル → 完全削除
つまり上記どちらかの流れにはなるのですが、どちらの場合もゴミ箱になければ基本的にはファイルを復元することは困難になります。
復元にはどんな方法がある?(復元する方法3選)
ファイルがUI側には完全削除されたように見えても、データはまだハードディスクに存在しています。
一般的に隠れて見えなくなっているだけなんですね。これを「削除済み」状態と言います。この状態のデータを復元するには、以下の3つの方法があります。
- バックアップからの復元:定期的にバックアップを取っている場合は、バックアップから復元するのが最も簡単です。
- システムの復元:システムの復元ポイントを使って、特定の日時の状態に戻す方法です。ただし、これにはデータが失われるリスクもあるので注意が必要です。
- データ復元ソフトを使う:バックアップを取っていない場合は専用の復元ソフトを使うことで、高確率でデータを取り戻すことができます。
作業中のデータなどの場合、バックアップを取るタイミングもないことがほとんどだと思います。
その場合はやはりデータ復元ソフトを使用して復元することになります。
EaseUS Data Recovery Wizardを使って復元するやり方
でました。テックお墨付きの復元ソフト、EaseUS Data Recovery Wizard。
これはもちろん今回のような状況でも使える万能ソフトです。99.7%と非常に高い復元率ですので大体のファイル・データを復元することが可能でしょう。
以下にData Recovery Wizardを使用してゴミ箱からも消えてしまったデータを復元する一般的な方法をご紹介します。
最初の画面で復元したいハードドライブを選択した上、「スキャン」をクリック。
選んだハードドライブの削除ファイルへのスキャンが開始されます。削除されたファイル → ハードドライブ全体の順にハードドライブをスキャンします。
スキャンのプロセスが終わると、ハードドライブ内の削除ファイルがすべて表示されます。その中から復元したいファイルを選択して「復元」をクリック。
この3ステップでゴミ箱にない削除ファイルを検出し、復元することができます。
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まとめ
削除したデータがゴミ箱にもないと焦りますが、Windowsパソコン自体から消えてしまったわけではないのですぐに対処すればほとんどの場合、元に戻すことができます。
ただ時間が経ってしまうと復元が難しくなる場合もあるようです。
無いと気づいた時点で早めに対処するのがベターでしょう。
知恵袋の方が無事にデータ復元できたか不明ですが、同じような状況の方は是非参考にしてみてください。