こんにちは、テックです。
SSDやHDDDなどハードドライブのクローンってわりと一般化していると思うのですが、PC丸ごとクローンの記事はあっても、ピンポイントに「Cドライブ」だけとかSSDだけっていうのがあまり見当たらないんですよね。
実際、Cドライブだけをクローンしたいというシチュエーションが出てきたので出来るのか調べてみました。
Cドライブのみクローンを作成したいけど可能?
まず最初に、Cドライブのみのクローン作成が可能かどうかについてですが、結論から言うと可能です。
Cドライブをクローンするというのは、Cドライブの内容をすべて別のディスクパーティションにコピーして、以前のハードドライブの完全な1対1クローンを作成することを意味します。
これにはOSやインストールされたアプリケーションなど、オリジナルのディスク上で実行されるすべてのものが含まれており、再インストールすることなく実行できます。
要するにCドライブのクローンが成功すれば、OSやインストールされたアプリケーションを再インストールする手間が省けるということです。
例えば、既存のCドライブを新しいSSDに移行したい場合などに便利です。
もちろん、クローン後にはブート順序の変更を行い、起動ドライブの変更も必要になりますが、これもわりと簡単にできそう。
Cドライブのみクローンをする方法3選
さて、Cドライブのみをクローンする方法はいくつかあります。ここでは、代表的な3つの方法を紹介します。
方法1: クローンソフトを使う
最もシンプルでこのブログでもおすすめしている方法。
専用のクローンソフトを使うのは初心者でもわかりやすく簡単です。特に私がメインで使用している「EaseUS Partition Master」というソフトはセクタバイセクタクローン機能を持っており、セクタ毎に全てをクローンするため途中で止まってしまうなどの失敗がありません。
また、ソースディスクで使用されるセクターのみを小型SSDにクローンすることも可能です。
方法2: Windowsの内蔵ツールを使う
Windowsには「バックアップと復元」という内蔵ツールがあります。このツールを使ってCドライブのバックアップを取り、それを新しいドライブに復元することもできます。
この方法はサードパーティソフトなどを一切導入する必要がないのがメリットですが結構面倒な作業が必要です。どうしてもチャレンジしてみたいという方は以下のブログが詳しいのでご参照ください。
方法3: 手動でコピーする
最後の方法は、手動でCドライブの内容をコピーすることです。超アナログで原始的な方法ですね。
一見マンパワーで時間と根性さえあれば誰にでも出来そうな印象を受けますがこの方法は初心者にはお勧めしません。
Cドライブにはシステムファイルや隠しファイルなど、見えない部分もコピーする必要があり、誤りが起きやすいからです。
▼EaseUS Partition Masterで簡単にクローンを作成と注意点
では、具体的に「EaseUS Partition Master」を使った方法をご説明していきたいと思います。
このソフトをダウンロードしてインストールします。インストールが完了したら、次の手順に従います。
EaseUS Partition Masterをダウンロードしてインストール。「ディスククローン」タブで「OSディスクのクローン」を選択し、「次へ」をクリックします。
OSをクローンしたい新しいディスクを選択し、「次へ」をクリックします。「はい」をクリックして、OSディスククローニングプロセスを続行することを確認します。
ディスクレイアウトを表示し、「開始」をクリックするとOSクローン作成が開始されます。
注意点:ブート順序の変更
起動ドライブをクローンした場合は、BIOSからブートの順序を変更しておく必要があります。一般的には以下の手順で出来ると思います。
ステップ1. 初期起動時にファンクションキーF8 / Del / F2を押して、BIOSセットアップに入ります。
ステップ2. ブートオプションで、「ブート順序の変更」をクリックし、目的のドライブをブートドライブとして選択します。
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まとめ
というわけで、「EaseUS Partition Master」を使えば、Cドライブのクローン作成は非常に簡単に行えます。Cドライブをクローンすることで、OSやアプリケーションの再インストールの手間が省け、非常に便利です。また、セクタバイセクタ機能を使うことで、失敗のリスクも少なくなります。
クローン後には、BIOS設定でブート順序を変更する必要があります。これにより、新しいディスクからシステムが起動するようになります。
Cドライブだけ他のドライブと分けておくことで、突然のシステムエラーにも対応できる確率が高くなります。