こんにちは、テックです。
今回は前回執筆したこのエントリー「Cドライブを拡張してパソコンを快適に!領域不足の解決法も教えます。」の続き的な記事になります。
この前使ったEaseUS Partition Masterですが、実はHDDやSSDの完全初期化も出来るよってお話です。
実はHDDやSSDの初期化って思った以上に難しいのです。特に新しいディスクを追加したときや、譲渡・リユースする際には簡素なフォーマットだとうまくいかなかったり、データ復元されてしまうという恐れがあります(怖)
今回はデータの初期化をどのように行うのがベストなのか、HDD/SSDの初期化が必要な理由から見ていきましょう。
HDD/SSDの初期化が必要な理由
では具体的にどんなときにHDD/SSDを初期化する必要があるのか考えてみたいと思います。
- 新しいHDDやHDD/SSDがPCに表示されない
新しいHDDやSSDをPCに接続したのに、「あれ?ディスクが表示されない!」なんてことありませんか?これはディスクが初期化されていないことが原因です。
ディスクが初期化されていないと、OSがディスクを認識できず、使用できない状態になってしまいます。 - ディスクが初期化されていない
上記と同様に初期化されていないディスクは、いわば「白紙」の状態です。どこに何があるのかを示す情報が全くないため、OSはディスクを使用することができません。初期化を行うことで、ディスクの使用準備が整います。 - 譲渡やリユース
友人にPCを譲渡する場合や、中古ショップで販売する場合(メルカリやヤフオクを含む)、データが残っているとプライバシーの問題になりますよね。
データを完全に消去するためには初期化が必要です。初期化を行うことで、新しいユーザーが安心してディスクを使用できるようになります。
初期化をおそろかにして、ただのフォーマットしかしないと最悪復元されてしまう可能性があるのです。
EaseUS Partition Masterはハードディスクの完全初期化もできる
前回使ったこちらのソフトは実はハードディスクの完全初期化もできる優れものなのです。
単なるパーティション管理ツールではなく、ハードディスクの完全初期化でもせっかくなので実際に使ってみたいと思います。
そもそも、データのワイプ(完全初期化)とフォーマット、似ているようで異なります。フォーマットはディスクの表面上のデータを消去しますが、実際にはデータは残っております。
これに対して、データのワイプはディスクのデータを完全に消去します。
具体的には以下のサイトにわかりやすくまとめられています。
つまりハードディスクを譲渡する際に、安易にフォーマットしたから安心と渡してしまうと怖いことになる可能性があります。
EaseUS Partition Masterは初期化を簡単に行えるソフトです。パーティション管理にはもちろん、ハードディスクを売りたいときにも役立つのは一石二鳥というか一挙両得というか、シンプルに便利ですよね。
HDD/SSDを初期化する方法
実際にEaseUS Partition Masterを使った初期化の手順を説明したいと思います。
身も蓋もないですが、上記の動画が非常にわかりやすくて良かったです。
具体的には以下の手順で行っていきましょう。
ステップ1.ソフトを起動して、初期化したいSSD/HDDを右クリックして、「フォーマット」を選択する。
ステップ2.フォーマットのファイルシステムを確認すると、「このパーティションを本当にフォーマットしますか?」というメッセージが表示されるので「はい」をクリック。
ステップ4.最後に「適用」をクリックし、フォーマットプロセスを開始します。
こちらの方法はフォーマットとなっておりますが、公式動画でも友人に譲渡するための初期化ができるということなので、ご安心ください。
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まとめ
今回の方法で、EaseUS Partition Masterを使ってHDDやSSDを完全に初期化することができました。
新しいディスクを使い始める際や、ディスクを譲渡する際には、初期化がとても大切。初期化を行うことはディスクを使いはじめるためのステップであり、最後に手放す時にも必ず行う必要のある重要なステップです。
Windowsのコマンドで行う方法もあるのですが、面倒で初心者向けとは言えない(ブログの趣旨的に)ため今回は割愛。
ハードディスクをメルカリで売ろうと思っている方は是非参考にして下さい。