オタクのゼロからわかるパソコン活用術

オタクがパソコンのトラブルあれこれ解説します。

ネット時代の錬金術発見される。

こんにちはテックです。

私は基本的にインドア派なので買い物はほぼネットで済ますことが多いです。

Amazonをはじめ、楽天、Yahooなどから日用品はもちろん、結構な量の食料や酒類、趣味のものまで毎日何かしらが届くという感じです。

 

反対に要らなくなったものをメルカリやヤフオクを通して販売することもあるわけですが、今回はシステムの穴を突いたとんでもないビジネス?について、自分の身に起こった実体験にてお話したいと思います。

 

1-1. 自分がメルカリで販売しているものがAmazonで倍の価格で売られている

真夜中、アニメを見終わりいつものようにAmazonを物色していたんです。


すると「○○に基づいたお客様へのおすすめ商品です」という下の方の部分に、なんとなく見覚えのある写真の商品が。

 

確認してみると、その写真は間違いなく私が自分の部屋で撮影し、自分がメルカリで出品している一点物の某商品でした。

 

実際の商品画像

一点物のプレミア商品でメルカリでは35,000円で販売していたのですが、Amazonでの販売価格はなんと80,000円。

 

いや。倍以上の価格やないか。

 

内容を詳しく見ていくと写真はおろか、説明文まで、私が撮影・記載したものをそのままパクっておられます。

 

1-2. 売れたら自分のメルカリから買うって事!?

 

さらによく見てみると、発送までに6~7日かかると書かれています。

 

 

つまりですよ、こいつらはAmazonで商品が売れたら、私(メルカリ)から買って転売する算段のようです。

 

ちなみにざっと計算して以下がこいつらの利益。

80,000円-8,000円(販売手数料)-1,000円(自己発送送料)-35,000円 = 36,000円

 

写真や説明文はもちろん在庫すら持ってない奴が、ただ転載販売するだけで俺がメルカリで販売する利益より多くの富を手に入れるという仕組み。。

 

これ、悪い意味で現代の錬金術じゃん。ゆるせない…(静かなる怒り)

 

 

無在庫販売でもいわゆるドロップシッピングなんていう立派な商売もありますが、今回のは明確に違法性のある無在庫転売です。


1-3.メルカリを使った古物転売は不可能

 

基本的に転売目的のメルカリ購入は一切できません。


古物営業法でも明確に定められているように、10,000円以上のものを仕入れる際は買取時に本人確認が義務となります。よくブックオフとかで免許証求められるアレです。

 

メルカリは匿名のフリマサイトですから個人情報は購入者・販売者双方に渡りません。

ネットオークションやフリマアプリからの仕入れであっても、消費者から非対面で買取を行う際の本人確認と同様に行う必要があるということだ。
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_6403.php

 

今回の商品は販売価格35,000円ですのでこの点でアウトですね。

調べると同じような被害が結構あるみたい。

 

 

1-4. Amazonに問い合わせ

私も当然怒り心頭、こんなことが許されるのかと即座にAmazonに問い合わせました。


夜中にも関わらず、対応してくれたAmazonカスタマーサービスの方には申し訳なく思います。(なんとカスタマーサービスの女性も同様の被害にあった事があるとのこと。)

 

ただやはり、実際にその場でどうこうできる問題ではなく知的財産権侵害についての申し立てとその手続きを行ってください」とのアドバイスを頂き、すぐにメールでリンクも送ってもらえました。

 

 

早速Amazonからのメールに従って申し立てを行ったんですが、「追加情報が必要です」とかで一向に申請が通る気配がありません。

 

 

法人納税番号とか聞かれてもただの個人だし。。この時点で面倒になってブン投げて寝ました笑

 

1-5. 販売者と直接対決!メールを送ってみた。

 

次の日どうしてもモヤモヤが残っていたので思い切って販売者に直接メールを送ってみることに。


すると、「すぐ削除しますので、商品名を教えてください」との返信が。

 

危うく教えそうになりましたが、Amazon側から私の情報は既に渡っている(メールのあて先が私の苗字になってる)ようなので、メルカリの個人情報とリンクされてしまいます。

 

怖いので教えずに警察に相談すると捨て台詞を吐いてそっとじしました。どうせ取り合ってくれないの分かってるから警察に相談はしていません笑


1-6. まとめ

 

というわけでAmazonは違法転売の温床になっていることがわかりました。


確かに最近ヤバそうなセラー多すぎるよね。この前のマウスの件もそうだし。。

Amazonはこの事態をどう考えているのか。まじめに取り組んで欲しいものです。


同時に私たちは個人情報を守るためにも、常に警戒心を持ち続ける必要があるんですね。


このブログを読んでくれている皆さんも、一度自分の出品物が他の場所で無断で売られていないかチェックしてみてください。


最後に、Amazonのフォーラムに寄せられた相談で完璧な回答をしてくれた方のコメントを掲載させて頂きます。

 

■メルカリの出品商品をamazonに転載されている場合

 

amazonでその商品を買う

メルカリに注文が入るので発送する

amazonの購入をキャンセル

amazonは発送前のキャンセルは必ず受けないといけないので転売屋慌てる

メルカリはキャンセル受ける義務はないので自分はダメージ無し(返品したいと言われれば送料元払いで受けてあげてもいい)

メルカリでブラックリストに入れる

終了

https://sellercentral-japan.amazon.com/seller-forums/discussions/t/2974b846c8c144dad664389101adadd3

 

勝ち確じゃね?

まだやってないけど本当にやってやろうかしら笑