こんにちは、テックです。
いやー、皆さんも経験ありますか?
友人から「これ良かったら使って」ともらったHDDが、いざ繋いでみたら起動しない…。
そう、まさに僕が遭遇したのが、このパターンです。
大事に保存してたんだろうけど、どうもHDDが破損しているみたいで、一切の反応がありませんでした。
まさに泣きたくなるような瞬間でしたが、今回はフリーソフトを使ってデータを何とか復旧してみたので、その体験談をシェアしていきます!
HDDのデータが破損する原因
まず、なぜHDDがこんなことになっちゃうのかを少し見ていきましょう。
HDDの仕組みをざっくり説明すると、内部にある回転ディスク(プラッタ)にデータを磁気で書き込む仕組みなんですね。
これ、レコードみたいにぐるぐる回っていて、データを読み書きしています。
なので、当然ながら物理的にデリケートな部分も多いんです。
よくあるデータ破損の原因《1》物理的な衝撃
HDDは動作中に強い衝撃を受けると、データが保存されているディスクに傷がついてしまい、これが破損の原因になります。
カバンに入れて持ち運ぶ際にうっかり落としたりしたときですね…。
よくあるデータ破損の原因《2》寿命による故障
HDDは使い続けると徐々に劣化します。
特に数年使った古いHDDは、寿命が来て突然壊れることもあります。
よくあるデータ破損の原因《3》ファイルシステムのエラー
急にパソコンが落ちたり、電源を無理やり切ったりすると、ファイルシステムにエラーが発生し、HDDのデータが読み取れなくなることがあります。
こうした原因でHDDが破損すると、「中のデータもう無理かな…」と諦めたくなりますが、実はまだチャンスがあるんです。
じつはこれが原因で、友人からもらったHDDがおそらく破損していたんだと思います。
後から知った事実ですが、僕にもチャンスが残されていましたw
破損したHDD内のデータを救出する方法
では、そんな破損したHDDからどうやってデータを救出するのか?いくつかの方法があります。
1. HDDを外して別のPCに接続する
まず、HDDを別のPCに外付けとして接続してみてください。
パソコンが壊れているだけで、HDD自体は無事というケースもあります。
この方法でデータにアクセスできれば、その場でファイルを救出可能です。
2. クローンを作る
もう一つの手段は、HDDのクローンを作成することです。
クローンを作れば、壊れたHDDをそのまま別のHDDにコピーできるので、元のHDDが完全にダメでも、クローンからデータを復元できます。
このクローン作成ができるかどうかが、データ救出の大事なポイントですね。
3. 専用のデータ復元ソフトを使用する
それでもダメな場合、データ復元ソフトの出番です。
これを使えば、消えてしまったファイルや見えなくなったデータを探して復元することができます。
ただし、HDDが完全に壊れている場合は効果が薄いかもしれません。
フリーソフトでデータをコピーして別のHDDに復元
さて、ここで僕が実際に試したのがご存知EaseUSの、EaseUS Disk Copyというフリーソフトです。
このソフト、壊れたHDDのデータを簡単に別のHDDに丸ごとコピーできる優れもの。
特に、HDDのクローン作成が得意なので、壊れかけているHDDのデータを安全に移すことができます。
EaseUS Disk Copyの使い方
使い方はとても簡単。以下の3ステップのみで復旧が行えます。
ステップ1.
ソフトの初期画面で「ディスクモード」を選択。次にソースディスクを指定して「次へ」をクリック。
ステップ2.
ターゲットディスクを選択した上、「次へ」をクリック。
注意:
①ターゲットディスクはソースディスクと同じまたはそれ以上の容量である必要あり。
②クローンすると、ターゲットディスク上のすべてのデータが消去される。
ステップ3.
ターゲットディスクがSSDの場合、SSDの最適化にチェック。そしてディスクのレイアウトを編集して「実行」をクリック。
- ディスクを自動調整します:ターゲットディスクが最適な状態で動作できるように、デフォルトでディスクのレイアウトをいくつか変更。
- ソースとしてコピーします:ターゲットディスク上で何も変更せず、レイアウトはソースディスクと同じ。
- ディスクのレイアウトを編集します:ターゲットディスク上で手動でパーティションのレイアウトをリサイズ/移動することができます。
ステップ4.
ディスククローンが開始される。
この後、新しいドライブをPCに挿入し、古いハードディスクを交換することで、新しいディスクに転送されたデータを引き続き使用することができます。
クローンディスクがシステムドライブの場合、BIOSで起動順序を変更し、新しいディスクから起動するように設定してください。
EaseUS Disk Copyのいいところは、物理的に読み取りづらいHDDからでもクローンが作れるところですね。
僕もこれで、友人からもらったHDDのデータを新しいHDDに移して、無事に使えるようになりました。
注意点
ただし、完全に故障しているHDDからはクローンを作れないこともあります。
また、パソコンに詳しくない方は、無理に操作せず専門業者に相談してください。
あくまで自己責任で、これまで紹介した内容を行いましょう。
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まとめ
HDDが破損して起動しないとなると、焦ってしまいがちですが、適切な手順を踏めばまだデータを救える可能性があります。
特にクローン作成やデータ復元ソフトを使えば、壊れかけのHDDからでもデータを安全に別のディスクに移すことができます。
今回紹介したEaseUS Disk Copyは、特にクローン作成が簡単で、初心者でも扱いやすいフリーソフトなので、いざという時に備えてインストールしておくと安心です。
友人からもらったHDDも、無事復旧できたのはこのソフトのおかげですねw
もし、皆さんも「このHDD、もう使えないかな…」という状況に直面したら、諦める前に今回紹介した方法を試してみてください。
データが戻ってくるかもしれません!