こんにちは、テックです。
以前、私のHDDが壊れたときに復元ソフトを使ってリカバリーした経緯を記事にしました。
その後知り合いからMacでも同じこと出来るの?的なことを聞かれたこともあり、今回は備忘録も含めMacでの外付けHDD復元の場合について調べたことを書いていきたいと思います。
ちなみに私のiMacは「Late2012」の12年落ちの半分化石ですが、最近Macで使っていた外付けHDDの読み込みがおかしかったこともあり良い機会でした。
Macの外付けHDDが不安定
さて、今回はかなり昔の外付けHDDにiMacです。
ずいぶん前から挙動が少しおかしかったのですが、再起動すれば読めたりもするし臭いものには蓋状態で見て見ぬ振りをしていましたが、最近になってHDD自体を認識しないことが多くなってきたところでした。
HDD自体を読み込んでも、完全に見られなくなったファイルもいくつかあります。
まあとっくにサポートも切れてるし、そろそろ買い換えようとは思っていたので、ほとんどお遊びの気持ちで試してみたんですが。。
ちなみにMacの型式とHDDは以下です。
■iMac (27-inch, Late 2012)
CPU:3.2GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ
内部ストレージ:1TB
HDD
実装RAM:8.0 GB
グラボ:NVIDIA GeForce GTX 660M
■外付けHDD
バッファロー HD-PVRU2 500GB(ホワイト)
当時はアルミアロイのシルバーとホワイトというカラーリングが衝撃的に格好良くて周辺パーツをすべて白とかシルバーで統一したのは良い思い出です。
まあぶっちゃけiMac自体は今でも全然通用するデザインだと思う。iPhone5sも同時代だもんね。最高にミニマル。
ただやはり光陰矢の如しで、もはやスペックも使用感も実用に耐えられるものではなくなってきました。
フォーマット形式(マウント)の問題
先日もチラッと触れたのですが、基本的にMacとWinはフォーマット形式の問題で同じHDDを共有させることが難しい場合があります。
もちろんexFAT(あるいはFAT32)で共有させることが可能なのは承知なのですが私のパソコンではなぜかうまくいかず、それぞれ別にドライブを用意する必要がありました。
ちなみにMacとWinでのフォーマット形式互換性は以下のとおり。
- FAT32 (File Allocation Table 32):
利点: 幅広いデバイスとの互換性がある。WindowsとMacの両方で読み書きが可能。
欠点: 単一のファイルサイズが4GBまでという制限がある。また、2TBを超えるドライブには適さない。 - exFAT (Extended File Allocation Table):
利点: FAT32の制限を克服しており、非常に大きなファイルサイズとドライブ容量に対応。WindowsとMacの両方で読み書きが可能。
欠点: FAT32に比べて、古いデバイスやオペレーティングシステムとの互換性が若干低い場合があるらしい。 - NTFS (New Technology File System):
利点: Windowsでの使用に最適化されており、大きなファイルサイズと高いセキュリティをサポートしている。
欠点: Macでは、デフォルトで読み取り専用となる。Macで書き込みを行うには、追加のソフトウェアが必要になる。 - HFS+ (Hierarchical File System Plus):
利点: Macでの使用に最適化されている。
欠点: Windowsでは、特別なドライバーをインストールしない限り、アクセスできず。
恐らく私のMacのスペックが古すぎてexFATに合わなかったのかなと考える次第です。
復元ソフトを利用して復旧成功
さて、それでは実際にやってみたいと思います。
今回修復に使用ソフトは「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac Free」です。
私が愛用しているリカバリーソフトのMac版で使用感はほとんど同じ。とても使いやすいです。
1.削除されたファイル/フォルダが保存されていた場所を選んで、「失われたファイルを検索」をクリック。
2.クイックスキャンとディープスキャンでファイルを検索。
3.検索されたファイルの中から左側のソート機能を使って絞り込んでいく。復元したいファイルを選択し、下の「復元」ボタンをクリック。
Mac版もWin版と全く同じく3ステップで作業完了です。
EaseUSの良いところはこの工程のシンプルさにあると思います。マニュアル見なくても直感的に作業していけるというか。Macユーザーにも受けそうな感じです。
今回は無料版で試したので1ファイルだけでしたが問題なく復元することが出来ました!やはり量が多くなったら有料版に乗り換える必要がありますね。
First Aidでも復元できる?
マウント自体が完全に外れている場合はFirst Aidで修復させるのも方法です。
First Aidはディスクのエラーを検出してくれるのでHDD自体にエラーが発生している場合は効果的です。
ただ、ひとつずつデータを修復したりとか難しいのでそこは切り分けて考えるようにしたほうが良いでしょう。
まとめ
Macの修復ははじめてだったので少し不安でしたが、EaseUS Data Recovery WizardはMacでも全然問題なく復旧できそうですね。
もちろんHDDを全復旧させるとかですと有料プランの導入は必要になるかと思います。
ソフトに多少お金が掛かっても、10年以上前の化石ハードでもこうやって生きながらえさせることが出来るのはコスパ的に最強といえるのかも知れない。